【家庭菜園必見】ニンジンは“8葉期まで”が勝負!播種から根が太るまでの秘密
どーも皆さんこんにちはチーパパです。
今日は、家庭菜園で人気のニンジンについて、
「いつ、何葉期を迎えるのか」 そして 「どうやって根が太くなるのか」 を、観察記録と研究をもとにわかりやすくまとめてみました。
あと臭いを嗅いできになったので試しにニンジンの葉っぱを食べてみました!
実際の観察記録:草丈50cm・8葉期のニンジン
現在、わが家のニンジンは 草丈約50cm、葉は8枚前後。
見た目は順調ですが、この「8葉期」こそが、栽培のターニングポイントなんです。
又、せっかくなんで8葉期の葉を好奇心から 試しに調理してみました。
風味は「春菊」、
味も「春菊」
という感じ。
もう春菊でいいです。
香草のように使えそうですが、ちょっと青臭さもあるので、料理に取り入れるなら天ぷらが良さそうです。(炒めだとちょっと硬いかな)
以外に食べれる!
ただ調べてみると、小動物の餌として販売している事例も、、、、
そりゃあうまい訳だ(ポジティブに考える)
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7月播種なら何月に何葉期?
播種から葉数の進み方には地域や気温によって差がありますが、7月まきの場合の目安はこんな感じです。
- 7月下旬:発芽(子葉)
- 8月上旬:2葉期
- 8月下旬:4〜5葉期(間引きのラストチャンス!)
- 9月中旬:6〜8葉期(根の太りが始まる重要時期)
- 10月以降:8〜10葉期(葉が充実し、根に養分がどんどん蓄積)
つまり、9月中旬〜10月初旬にかけてが“勝負の時期”。
この時期にしっかり光と栄養を与えることで、秋の収穫で甘くて立派なニンジンに育ちます。
ニンジンの根はどうやって太るの?
「ニンジンは最初から太っている」と思われがちですが、実は違います。
- 発芽直後〜幼苗期
主根がまっすぐ地中に伸び、まずは「根を下に下に」と成長。 - 6〜8葉期ごろ
葉で光合成した養分が主根に送られ、根の内側にデンプンが蓄積。 - 以降の肥大期
主根の細胞が横に膨らむように分裂・肥大を繰り返し、いわゆる“ニンジンらしい形”へ。
つまり、「先に根が深く伸び、その後に太る」 という順序です。
だからこそ、初期にしっかり根を張らせることが、最終的な太りや甘さに直結します。
家庭菜園での栽培ポイント
- 間引きは4〜5葉期までに
株間がせまいと、根が曲がったり細くなります。 - 8葉期までの管理を丁寧に
雑草や水不足は、この時期に最も悪影響を与えます。 - 水やりは“乾いたらたっぷり”
乾燥しすぎは裂根、過湿は病気につながります。 - 肥料は控えめに、タイミングよく
チッソ過多は「葉ばかり」の原因に。追肥は8葉期頃に軽く1回が基本です。
まとめ:葉数と時期を意識すると収穫が変わる!
ニンジン栽培のコツは、
- 7月播種なら9月中旬〜10月初旬が8葉期の山場
- 根は先に伸び、その後に太る
- 葉も食べて楽しめる!
この3点を押さえること。
葉の枚数と時期を観察しながらお世話していけば、甘くて立派なニンジンが収穫できますよ。
今年はぜひ「葉の枚数カレンダー」を意識して育ててみてください!
美味しい作物を作りましょう!
参考文献
- 渡辺健一・石川成寿(1997)「ニンジンの生育に及ぼす初期生育制御の影響」『園芸学会雑誌』66(2): 357-364.
- 農研機構(2020)「ニンジンの生理生態と栽培の基本」野菜花き研究部門 技術資料.
- JA全農 編(2019)『野菜の栽培技術大事典』農山漁村文化協会.
- 自然農法国際研究開発センター(2024)『ニンジンの有機栽培—基本技術とポイント』.
- にんじんの絵本
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