【葉が黄色い!?】大豆に“根粒菌がつかない”原因と失敗しない追肥の正解【初心者必見】
初めて大豆を作ってみたけど、葉がなんか黄色い。
育ちが悪い気がする…。
もしかしたらそれ、“根粒菌”がついていないサインかもしれません!
こんにちはチーパパです。
今回は黄化した大豆についてです。
✅ この記事でわかること
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「根粒菌」ってそもそも何?つかないとどうなる?
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大豆の葉が黄色くなる原因とその見分け方
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対策の優先順位と追肥・液肥のやり方
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初めて大豆を作る人がやりがちな落とし穴
🌱【大豆の黄化】根を抜いて確かめよう!
7月上旬、播種から1か月ほど経った大豆。
「順調だと思ってたのに、葉がなんか黄色い…」
そんな時は、一株だけ根をそっと掘り上げてみてください。
✅ 確認ポイント:根に“根粒”がついているか?
状態 | 根の様子 | 葉の色 | 判断 |
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◎健康 | 白くて丸い根粒が多数ついている | 濃い緑 | 根粒菌あり・順調 |
×異常 | 根粒なし or ごく少数 | 黄色・薄緑 | 根粒菌なし・要対策 |

※根粒菌がないない株

🦠 根粒菌とは?なぜつかない?
根粒菌は、空気中の窒素を取り込んで大豆に与える共生菌。
大豆の“自家栄養システム”とも言える存在です。
根粒菌がつかない理由ベスト3:
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初めて大豆を作る畑
→ もともと根粒菌がいない! -
肥料の与えすぎ
→ 「栄養足りてるから共生なんていらないよ」と大豆が判断 -
殺菌剤や過湿など土壌環境の悪化
→ 根粒菌が生きられない状態になっている
⚠️ 根粒菌なしで育つとこうなる…
初期は問題なく見えるかもしれませんが、
生育後半になると一気に失速します。
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葉が黄色くなり、光合成効率がダウン
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花数・莢数が減り、収量が激減
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病害虫にも弱くなる
※イメージ
✅ 今すぐやるべき「3つの対策」
① 窒素追肥でリカバリー
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【目安】4kg〜5kg/10a(1回で与えず2回に分けると◎)
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【タイミング】開花前の段階で行うと効果的!
👉 チッソ肥料例:尿素、硫安、液肥タイプ
② 液肥+防除をセットで散布
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殺虫剤・殺菌剤と混用で、効率的に肥料も補える
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黄化が始まっている株には、即効性の液肥が最適!
💡液肥は葉面吸収されやすく、弱った株の立て直しに強力!
③ 葉色・生育の観察を続ける
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葉が薄緑→まだ肥料不足の可能性あり
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葉が回復し濃い緑に→根粒菌または追肥が効いてきた証拠
🌟【成功のコツ】“無肥料でいける”は幻想!
「大豆は根粒菌で育つから、肥料いらないでしょ?」と思っていませんか?
👉 根粒菌がつかなければ、大豆は“肥料頼り”でしか育たない!
👉 初心者・新圃場では、あえて軽く肥料を与える前提で設計すべき
🎯 こんな人に読んでほしい!
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初めて大豆を栽培する農家さん・家庭菜園ユーザー
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葉の色が薄くて心配な方
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「追肥いつ?どれくらい?」と迷っている方
✅ まとめ
チェック項目 | 内容 |
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根粒の有無確認 | 開花前に根を抜いて確認! |
根粒菌なし | 窒素追肥+液肥散布でフォロー |
根粒菌あり | 自然生育でOK(追肥不要) |
追肥の目安 | 窒素成分で4〜5kg/10a前後 |
液肥活用 | 防除と一緒に散布で効率UP! |
✍️ 編集後記
根粒菌が全くつかず、8割近くの大豆が黄化して大失敗…。なんて事も聞きます。
悩んでいる方、まずは“根を掘ること”から始めてみてください!