家庭菜園で知っとけばいい肥料の三要素の考え方。【リン酸】【カリ】

今回はリン酸。カリ。
窒素が一番植物への影響が大きいが、
リン酸もなくてはならない要素。

今回はリン酸、カリについての植物への影響を知る事ができます。

リン酸

リン酸の働きは核酸や核タンパク、リン脂質の構成元素となっており、、、
核という言葉が並ぶ様に、植物体内の細胞を作るのに影響する。

細胞を作ったり、エネルギー代謝に関与したり、、呼吸に関与したり、
色々なところに顔出しする為、植物体内で移動しやすい。
(新しく成長する部分にすぐ行く移動する)

だからリン酸の欠乏した場合、葉っぱの下(古い葉)に変化がでやすい。

◎なんか古い葉に光沢がなく暗緑色。。

リン酸欠乏かも。。

◎花や実が着きにくい、、植物体が全体に小さい。。。

リン酸欠乏かも。

◎なんか葉が紫っぽい。

気温が低くてリン酸吸えてない、欠乏症状かも。

カリ

植物体を作り上げる養分ではないが、
細胞液の酸度調節や浸透化物の合成や葉からの転流・蓄積に役立つ。。
葉や茎、根を丈夫にしたり、干ばつや病気からの抵抗性を高める働きを持つ。

カリの植物体内の移動が早いので、古い葉っぱの黄化の変化が出やすい。
又、育苗期などに欠乏症などは出づらく、植物がある程度成長してから出やすい。

◎古い葉(下葉)が黄色くなっている。

カリ欠乏かも。。

◎古い葉の先端がなんか黄色い

カリ欠。。

◎先端だけじゃなく縁が黄色くなってきた。

カリ欠!

◎縁が褐色になり内部が黄色くなってきた。

カリ欠!!!!

一般的にカリはぜいたく吸収する養分で、
(吸えるだけ吸って植物体内に溜め込める)
野菜では過剰症は出づらいらしい。

又、マグネシウムとのバランスが崩れると、
欠乏症状や、過剰症状が出やすくなる。

個人的にリン酸欠乏よりカリ欠乏の方が、
正直に反応する様な気がします。
又、リン酸は低温の場合、植物からは吸いづらくなるので、
寒い時期は少し多めに与えるといい感じ!

※参考文献 土壌と肥料の基礎知識

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