小さい頃に親から、牛乳を飲んで体を丈夫にと言われましたが、
それ、植物にも当てはまります。
植物に対するCaの働きを見ていきます。
カルシウム【Ca】
Ca=石灰であり、商品としては〇〇石灰として販売されている事も多い。
部位としては葉や、茎に多い。
植物には、水に溶けたイオンの形で吸収される。
牛乳を飲んで骨を強くのイメージの通り、細胞を固く丈夫にする様な働きもある。
カルシウム欠乏の症状としては、野菜類や、果樹類で出やすく、
植物体内での移動が遅いため、新しい葉に症状が出やすい。
植物で現れる症状
◎新しい葉っぱの先端が白化している。
→カルシウム欠乏
◎新しい葉っぱの形がなんか変だ。
→カルシウム欠乏
◎トマトなど実のおしりが黒くなり凹んでいる。
→カルシウム欠乏の可能性!
ちなみにカルシウムは、カリウム、マグネシウムなどと拮抗作用があり、
カリウム、マグネシウムが多いとカルシウムの吸収がしづらくなる。
土壌pHなどにも影響があるので、まず植物が育ちにくいなどの場合に着手するのは、
カルシウムの施用。つまり炭カル。
通常の窒素、リン酸、カリの肥料より安いので、まず色々考えるまえに、
炭カルなどの石灰資材の施用を検討してみる価値あり!
間違いなくコスパ最強でありまず気にするトコロ!
※参考文献 土壌と肥料の基礎知識 加藤哲郎