種芋を植えたのに芽が出ない!?原因と対策を徹底解説!

農業

種芋を植えたのに芽が出ない!?原因と対策を徹底解説!

「種芋を植えたはずなのに、一向に芽が出ない…」「なんだか種イモが硬くて心配…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。

どうもチーパパです。

この記事では、種芋を植えても芽が出ない原因と、その対策を詳しく解説します。これから種芋を植えようと考えている方も、ぜひ参考にしてください。

なぜ芽が出ないの?その原因をチェック!

種芋が芽を出さない原因はいくつか考えられます。
まずは種芋を植える前に!植えてしまった方も再チェック!

  • 傷や変色がない、健康な種芋ですか?
  • 適切な深さに植えてますか?
  • 土壌条件いかがですか?水溜まったり、乾燥しすぎたりしませんか?

 

確認頂いたところで、、原因をちょっと深堀りしていきましょう!

そうか病

イモの表面に円形状の褐色の盛り上がったカサブタのようなものができ、これが原因で芽が出ない場合があります。

打撲被害

収穫時の衝撃や保管中の傷などにより、イモが傷ついてしまい、芽が出にくくなることがあります。

植え付けが浅い

種芋を浅く植えすぎると、土壌の温度変化の影響を受けやすく、芽が出にくい場合があります。

種芋の保存状態が悪い

乾燥しすぎたり、逆に湿気たりすると、種芋の生育が阻害されることがあります。

1. そうか病:種芋の表面に現れる厄介な病気

そうか病の特徴

イモの表面に、円形状の褐色の盛り上がったカサブタのようなものができます。


※イメージ

病気が進行すると、イモ全体が腐敗し、悪臭を放ちます。

そうか病の原因

種芋がもともとそうか病菌を持っている場合には、購入時にすでに感染している場合もあります。その場合、発芽しづらいなどの影響が起こる可能性があります。

そうか病の予防と対策

感染していない種芋を使用する

種芋を選ぶ際には、表面に傷や変色がないものを選びましょう。
(かさぶたみたいなのがない種芋)

抵抗性品種を植える

そうか病に強い品種として、「スノーマーチ」「ゆめいころ」「インカのめざめ」などがあります。
ちなみによく聞く「男爵薯」はそうか病などに弱いです。。

輪作を行う

同じ場所に同じ作物を連続して植えないようにしましょう。例えば、ジャガイモ→ネギ→白菜などの順番で植えると、病気を防ぐ効果があります。

植える前に農薬を散布する

種芋を植える前に、そうか病予防用の農薬を散布しましょう。

他の菌体を投入する

土壌中に有用な菌体を投入することで、そうか病(細菌)の発生を抑えることができます。
他の菌の密度を高めてそうか病(細菌)の割合を減らす方法です。

 2. 打撲被害:種芋を傷つけない丁寧な扱いを心がけよう!

 打撲被害の原因

打撲を受ける事で、傷がついたりして発芽不良を起こす事があります。なぜ打撲が起きやすいか見ていきましょう。

※イメージ

収穫時のタイミング

イモが枯れきる前に収穫してしまうと、若いイモは傷つきやすく、打撲被害を受けやすいです。

収穫時期が高温

高温時期は、イモが柔らかくなり、コンテナに入れる際に打撲などの被害を受けやすくなります。

打撲被害を防ぐ対策

収穫時期に注意する

イモが完全に枯れてから収穫しましょう。

丁寧に扱う

収穫時や保管時は、種芋を落とさないように優しく扱いましょう。(意外と繊細なんです)

3. 植え付けが浅い:種芋が呼吸できない!?

適切な植え付け深さ

種芋の大きさに合わせて、適切な深さに植えましょう。
一般的には、種芋の直径の2倍程度の深さが目安です。

【植え付け方法の基本】

1. 植え穴を掘る
2. 種芋を芽を上に向けて置く
3. 土をかぶせる
4. 水やりをする

4. 種芋の保存状態が悪い:適切な環境で保管しよう!

種芋の保存方法

乾燥した場所で保管する

湿気ると腐りやすいため、風通しの良い乾燥した場所で保管しましょう。

温度に注意する

高温多湿になると発芽が促進され、品質が低下します。涼しい場所で保管しましょう。

新聞紙で包む

種芋を新聞紙で包むことで、乾燥を防ぎ、発芽を抑制することができます。

まとめ

いかがでしたか?

購入したイモや植えたイモを

  • 病気に罹病していないか?
  • 打撲したっぽい跡はないか?
  • 植え付けた状態が悪くなかったか?
  • そもそも購入してからの保存状態は悪くなかったか?

是非再度確認して下さい。

種芋を植えても芽が出ない原因は様々です。
この記事を参考に、原因を突き止め、適切な対策のヒントになれば幸いです!

あなたのイモ栽培が成功することを心より願っています!

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