肥料はなくてもいいが、まったくなしだと収量取れません。。
今日の世界の人口があるのは肥料のおかげ?
これを読めば肥料について大まかに理解できます。
肥料の歴史
肥料の3要素は窒素、リン酸、カリ。
リン酸とカリの使用は1850年頃から始まった。
1900年頃になって窒素。
歴史順に3要素を解説。
リン酸
世界で最初に工業的に生産された化学肥料は過リン酸石灰と言われている。
場所はロンドン(産業革命時)。ローズさん。骨粉を硫酸で溶かして肥料として使用。
世界中からロンドンに様々な骨が送られたとか。。
(怖。。。◯しとかしてないよね。。。)
ただ骨だけに頼っては供給が間に合わず、、
1800年代の終わりにアメリカ南部、ロシアにてリン酸鉱山が発見された事を期に、
現在はリン酸鉱山のリンを硫酸で処理して過リン酸石灰は製造されている。
今日に輸入先のメインは中国とアメリカ。
カリ
カリ鉱山の発見は1800年代頃、場所はドイツ。
肥料との利用はなかったらしく火薬用として使用されていた。
1900年代に入るとやっと肥料として使用が始まる。
それまで肥料としてのカリ補給は林を焼いてできる草木灰だった。
(見つかって良かった。森林なくなってたぞ、、、)
現在、カリは地中深くから掘り出されたカリ鉱石を精製して製造。
輸入先としてはカナダが多い。
窒素
硫安は鉱山とかではなく、空気中の窒素ガスからつくられる。
もともとは戦争のための火薬を作るために1900年頃に開発された。
供給量が増加してくるとともにやっと肥料として利用され始めた。
3要素の中での効き(収量)などにわかりやすく作用するのが窒素。
この頃から収量が爆発的に増え、それに伴って人口も増加してくる。
(やっぱり窒素かぁ)
現在、窒素肥料の代表格である硫安は、
ナイロン原料(カプトラクタム)の副産物として生産されるものと、
製鉄に必要なコークスを焼く際に生じるアンモニアガスを硫酸に吸収させたものがある。
カプロラクタムは繊維業、製鉄は鉄鋼業に影響をうける。
まぁ日本は肥料をほぼ輸入しております。
日本の肥料消費量は世界の1%を切るとも言われており、
世界の価格にまったく影響を与えられていないとのこと。
今後は収量より品質重視な世の中になるのか、ならないのか。。。
今回も「土と肥料のよもやま話」を参考にさせて頂きました。
(いい本だぁ)