3要素ではないが大切な【マグネシウム】

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植物の緑の元とは?
三要素が植物の生育で影響力があるが、それだけでは健全に育たない。
三要素の他に植物の生育で必要な要素を調べていきます。

これを見て頂くと、三要素(窒素、リン酸、カリ)以外の、
必須要素についてなんとなく理解できます。
今回はマグネシウム編。

マグネシウム(Mg)

緑色植物の葉緑素構成成分(緑の元)として重要な働きをしている。
元気のない植物は緑色がかなり薄かったり、葉が黄化してしまう。

その元気のバロメータの元が、葉緑素。
細かく見ていくと葉緑素の構造式はマグネシウム元素を中心に、
窒素、炭素、水素などがついていったような構造式となっている。
これがマグネシウムが葉緑素、つまり緑の元と言われる所以だ。

その他働きとして、リン酸との相性が良く、
リン酸の吸収を助ける働きを持つ。

植物体内の移動が早いので、古い葉っぱから黄化する。
植物の生育期間のこの時期だけ欲しいなどの成分ではなく、
すべての生育期間にある程度欲しい成分(葉緑素の元なので)

植物を見ての判断は?

◎下っ葉(古い葉)の色が黄化していきた。

→マグネシム欠乏か、カリ欠乏。

◎下っ葉(古い葉)の黄化をよく見てみると、
葉脈間(葉っぱの葉脈の間)の色が黄色い。

→カリ欠乏でなくマグネシウム欠乏。

◎生育が悪くなり、、かといってカリ欠乏の様に葉が褐変してきてはない。。

→カリ欠乏!!

 

葉脈間が変色するのが特徴。
多くの作物では葉脈間が黄化するが、
いちごなどのバラ科など黒くなったり、
スイカなどのウリ科などは壊死班(ネクロシス)が出たりする。

※参考文献 土・肥料のきほん 一般財団法人 日本土壌協会
土壌と肥料の基礎知識 加藤哲郎

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