北海道で注目の「ゆめいころ」まとめ【品種特性と栽培のポイント】

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北海道で注目の「ゆめいころ」まとめ【品種特性と栽培のポイント】

ジャガイモの産地・北海道で注目されている新品種「ゆめいころ」。
「男爵薯」と同等の食べやすさに加え、病害虫への抵抗性や収量の安定性で家庭菜園でも育てやすいと人気が高まっています。

どうも皆様チーパパです。
「ゆめいころ」という聞き慣れないジャガイモをスーパーで見かけたときも、
むしろ買う勢いを広めたく、記事にさせて頂きました。

この記事では、北海道の気候を前提に「ゆめいころ」の特徴と栽培ポイントをまとめます。

ゆめいころとは?

  • 北海道立北見農業試験場で開発された早生のバレイショ品種。
  • 名前の由来:「いころ(宝物)」というアイヌ語を組み合わせ、「夢のある宝物」という意味を込めて命名。
  • 男爵薯に比べて収量が安定し、目が浅く調理しやすい。

ゆめいころの品種特性

生育と収量

  • 早生品種で、枯ちょう期は男爵薯と同じくらい
  • 規格内収量は男爵薯より約10%多く安定して収穫できる
  • 1株から大きめのいもが取りやすい
  • 生理障害(中心空洞や褐色心腐)は少なめ

病害虫への強さ・弱さ

  • 強いジャガイモシストセンチュウ、そうか病に比較的強い
  • 普通〜弱い:疫病(晩疫病)、Yモザイク病には注意が必要
  • 栽培する際は、梅雨や長雨の時期に予防的な防除をしておくと安心

味・食感と向いている料理

  • 肉色は白く、粉質と粘質の中間で「しっとり系
  • 煮崩れしにくいので 肉じゃが・カレー・シチュー など煮込み料理にぴったり
  • サラダや揚げ物にも使いやすい万能タイプ
  • 男爵薯のような強いホクホク感よりも、口当たりがなめらかなタイプ

北海道での栽培ポイント

発芽・芽出し(催芽)

  • 4月中旬〜下旬に日当たりの良い場所で芽出し(浴光催芽)をすると発芽が揃いやすい
  • 芽が5mm程度になったら植え付け適期

植え付け

  • 適期:5月上旬〜中旬(北海道の春植え時期)
  • 株間:約30cm、畝間60〜70cm
  • 種イモは50〜60gに切り分け、切り口に草木灰をまぶすと腐敗防止になる

追肥・土寄せ

  • 植え付けから3〜4週間後に追肥と土寄せを行う
    (追肥をしてから土寄せの方が効果的!)

病害虫対策

  • 晩疫病:北海道では7月〜8月の長雨や朝露で発生しやすいため、早めの予防散布が有効

  • 連作を避け、シストセンチュウ対策も兼ねて3年以上あけて栽培する

収穫

  • 8月下旬〜9月中旬、茎葉が黄色く枯れてきたら収穫適期
  • 掘り上げ後は風通しのよい日陰で1日ほど乾燥させ、保存用に仕分け

最近の高温干ばつにより、火山灰圃場の栽培は非常に難しいと聞きました。。。。

早めに生育進める事が高温干ばつの解決策か、、、、

保存方法

  • 直射日光を避け、風通しのよい冷暗所で保存
  • 休眠期間が約100日前後と比較的長いので、秋に収穫しても冬まで保存可能
  • ただし低温で緑化や芽吹きが進むため、温度5℃前後を維持できる環境が理想

家庭菜園初心者におすすめの理由

  • 病気に強く、収量が安定しているので失敗が少ない
  • 目が浅くて皮むきしやすい → 調理の手間も減る
  • 煮物からサラダまで万能に使えるため、家庭料理に取り入れやすい

種イモの入手方法

  • 春先(2〜3月)からホームセンターや園芸店で販売開始
  • 最近でた品種のため、早めに確保するのがおすすめ!

まとめ

  • ゆめいころは北海道生まれの新品種で、収量が安定し、病害虫にも比較的強い
  • しっとり系の食感で、煮込み料理からサラダまで幅広く活躍
  • 北海道では5月に植えて、8月下旬〜9月に収穫するのが基本サイクル
  • 保存性もあり、家庭菜園初心者でも扱いやすいおすすめの品種

北海道の気候に合った「ゆめいころ」。
男爵薯ほどメジャーではないがそろそろ世代交代かも!
美味しいジャガイモですので、栽培や購入是非!!

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